なかよし鉄道
(石川県小松市児童会館)

物件の所在地:石川県小松市
あし:JR北陸本線粟津駅より徒歩10分位


みなさんこんばんは。
今回紹介いたします物件は「なかよし鉄道」と言います。
いかにも「楽しい遊覧鉄道」にふさわしそうなこの鉄道、
保育社のカラーブックス「楽しい軽便鉄道」の表紙にもなっております。
(ちなみにこの本のタイトルが当HPのタイトルの由来、パクリです)

昭和52年に廃止された尾小屋鉄道は、日本で最後の非電化の軽便鉄道でした。
軽便鉄道とは通常の鉄道より簡便に作られた鉄道であり、
たいてい旧国鉄よりも狭い線路幅(客車や貨車の直通はできません)で、
サイズもパワーも一回り小さい車両達が活躍していました。

尾小屋鉄道は「キイハンター」や「男はつらいよ」といった、
有名なドラマや映画にも、名脇役として出演(?)したことでも知られています。
その車両達の多くは何らかの形で残され、今でもその姿を
目にすることができます。

貴重な車両達が保管されている機関庫。
この時は出庫前で、その辺をうろうろしていた所、
係の人に特別に開けて見せて頂きました。

通常はディーゼルカーキハ1の独り舞台ですが、
年に何度かは機関車DC121や客車達も運転に
かり出されるそうです。

美しい状態を保っている陰には「尾小屋鉄道を守る会」の
方々の力もあるのです。
キハ1の運転台。
大きなハンドブレーキが目立ちます。
メーター類はやはりシンプル。
現役時代は機械式(つまりマニュアルミッション)でしたが、
現在はトルコン化されているとの事です。
これが「なかよし鉄道」の駅舎。
運行時刻ともなれば子供達が集まり、
列車の出発を待ちます。
運行されるのは一日一回から三回。
お休みの日もあるのでご注意を。
料金は無料です。
この日は金曜だったのですが、夏休み期間のため、
11時と15時30分の二回の運転でした。
この立派な建物は先ほどの機関庫。
こちらの方が駅舎っぽい感じもします。
機関庫の脇にあったディーゼルエンジン。
戦後、昭和20年代の製造のようです。

キハ1が出庫して参りました。
車体をエンジンでふるわせて待機中。

林の中の良い感じの駅でした。
車内はこんな感じです。
確かに普通の鉄道より少し小さい感じ。
案内のお姉さんも乗っております。
「なかよし鉄道」児童会館前駅は、
JR粟津駅より徒歩連絡です。

こんな所にも洒落が効いております。
キハ1運転中。
運転台は片隅式で、反対側は子供の特等席です。
深い森の中を幅の狭い線路は続きます。
「ありがとう」
「はい、気ィつけて・・・」
ホームはちょっと低くなっています。

一往復のあと、キハ1は入庫。
次の運転までお休みです。
「なかよしの森」を行くキハ1。
本当に軽便鉄道は消えてしまったのだろうか・・・
そんなことを考えてしまいます。

運営されている方々、ひとりひとりのおかげで、
今日もこの小さな鉄道は走り続けているのです。
踏切で旗を振るお姉さん。
子供達の歓声が聞こえてくるようです。



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